| 生物 031 |
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生体内ではたらく酵素
酵素はどのような反応を触媒するかによって表aのようにいくつかに分類できる。これらの酵素は,細胞質基質や細胞小器官の内部生体膜の表面など,さまざまな場所ではたら く。 表a酵素の分類表中の参照ページはその酵素がかかわる反応が出てくるページを示す。表a酵素分类 酵素の分類とはたらき おもな酵素の種類(太字)と酵素 加水分解酵素 AB+H2OA-H+B-OH アミラーゼ(デンプンをマルトースに分解する)キモトリプシン(タンパク質を分解する 基質を分解する酵素で,反応に水を必要とする。 ATPアーゼ(ATPを分解してADPとリン酸にするとともに生命活動に利用できるエネルギーを出す)=p34245 酸化還元酵素 脱水素酵素(基質から水素を取り除き,NAD+p.49などに渡す) A-H + B-A+B-H 基質の酸化還元を触媒する。 カタラーゼ(過酸化水素を水と酸素に分解する)p27 転移酵素 A-R+B-A+BR アミノ基転移酵素(アミノ酸からアミノ基を取り除いたりa-ケトグルタル酸にアミノ基を付加してアミノ酸にしたりする)→73 一方の基質から他方の基質へ特定の原子の集団を移動させる。 脱離酵素 b→a+b ある基を脱離して2重結合を生じる反応,またはその逆の反応を触媒する。合成酵素 脱炭酸酵素(有機物のカルボキシ基から二酸化炭素を切り離し放出する) ATPを分解して得られるエネルギなどを利用して2個の基質をつなぐ反応を触媒する。 グルタミン合成酵素(ATPを分解して得られるエネルギーを利用して,アンモニウムイオンとグルタミン酸からブルタミンを合成する) +B+ATP→AB+ADP+リン酸 p.73 洗剤に利用される酵素 知機を 酵素は,生活のさまざまな場面で利用されている。例えば衣類用の洗剤に含まれる酵素は,脂肪,炭水化物,タンパク質の汚れに作用する。この洗剤には一般的な酵素よりも温度の低い条件下でも反応速度が低下しない酵素が使用されている。低温プロテアーゼというタンパク質の分解酵素は最適温度も低く,冷水でも高い反応速度を保つことができる。 皮脂(脂肪) リパーゼが分解 デンプン . . アミラーゼが分解 タンパク質 . . プロテアーゼが分解 ▲図a洗剤に利用される酵素 2章2節のポイント 酵素には,特定の基質のみと結合する基質特異性がみられる。また,酵素には最適温度や最適pHがあり,高温や極端なpHなどの条件下では,酵素が変性して活性を失ってしまう。また,活性をもつために,補酵素が必要な酵素もある。 - /feedback control allosteric site me31 allosteric enzyme |